ニトリ、3~11月期は巣ごもり需要で好業績期待 25日決算発表
ニトリが25日、20年3~11月期の連結決算を発表する。新型コロナの感染拡大を受けた巣ごもり需要が引き続き業績に貢献したもようだ。
家具最大手のニトリホールディングス<9843>が25日、2020年3~11月期の連結決算を発表する。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた巣ごもり需要が引き続き業績に貢献したもようだ。
ニトリの3~11月の国内既存店売上高は前年同期比10.9%増となった。この期間は4月と9月を除くすべての月で売上高が前年同月を上回った。4月は緊急事態宣言による店舗の臨時休業や営業時間短縮、9月は前年の消費増税前の需要増が響いた。
3~11月の国内既存店客数は14.5%増、客単価は3.1%減だった。
コロナ禍でのテレワークの浸透により、ホームオフィス家具やホームファッション品が依然として好調という。また、11月はテレビコマーシャルの効果もあり、季節商材の寝具・寝装品や季節家電が売り上げをけん引し、既存店売上高が前年同月比13.4%増となった。
ニトリは9月25日、21年2月期通期の連結業績予想を上方修正した。最終利益見通しを従来予想から12.7%引き上げ853億円、売上高見通しを7.6%引き上げ7026億円とした。前の期はそれぞれ713億円と6422億円だった。
日本経済新聞は19日、ニトリの3~11月期の連結売上高が5400億円程度と同1割程度増加したもようだと伝えた。営業利益は同4割増の1200億円弱とみられるという。
一方、株価は8月4日に年初来高値の2万3455円を付けてから上値が重い。21日午後2時45分現在、前日比155円(0.7%)安の2万1840円で推移している。
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