豪ドル・円が3日ぶり安値 豪民間設備投資が予想下回る
・豪設備投資の減少続く
・設備・プラント・機械への投資は増加
29日午前の外国為替市場でオーストラリアドルの対円相場が3日ぶりの安値を付けた。株安連動の米ドル売り・円買いが豪ドルの対円相場にも波及したことや、2019年4~6月期の豪民間設備投資が予想より弱い内容だったことが背景にある。
豪ドルの対円相場は朝方、71円台半ば付近で動意薄く推移していたが、日経平均株価が前日比でマイナス圏に転じるとじりじりと下げ始めた。午前10時半に豪民間設備投資が発表されると下げ足を速め、71.20円付近まで売られた。
豪ドルの対米ドル相場も、豪経済指標の発表後に0.6725米ドルを割り込み、3日ぶりの安値を付けた。
豪連邦統計局が発表した19年4~6月期の民間新規設備投資(季節調整済み)は、前期比0.5%減となり、市場予想の0.4%増を下回った。
前期に減少に転じた流れを覆すには、景気は力不足であることが示された。
建築物や構造物への設備投資額が3.3%減と響いた。一方、設備・プラント・機械への投資は2.5%増加した。
1~3月期は1.3%減に修正された。発表時は1.7%減だった。
AUD/JPY 60分足チャート (出所: IG証券)
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