カプコンが3日続伸、JPモルガンが目標株価上げ
・投資判断「オーバーウェイト」に
・「バイオハザード」新作に期待
11日の東京株式市場でゲームソフトを開発するカプコン<9697>が3日続伸。一時、年初来高値を更新した。JPモルガン証券がカプコンの目標株価を引き上げたことなどが好感された。
終値は前日比45円(1.15%)高の3975円。一時、2.67%高の4035円まで買われ、年初来高値を更新した。
JPモルガン証券は10日付でカプコンの投資判断を「ニュートラル」から最上位の「オーバーウェイト」に引き上げた。
目標株価も3000円から4400円に引き上げている。
開発の質の改善やデータに基づくマーケティング手法を評価。アミューズメント施設事業やパチスロ向け事業などは不透明感が残るとしたが、業績への安心感から株価が押し上げられたと指摘した。
人気ゲーム「バイオハザード」シリーズの新作も貢献が見込まれるとしている。
また、業績ガイダンスの開示による業績ビジビリテの高さも安心材料としている。
デジタルコンテンツ事業
先月発表した2021年3月期連結業績ガイダンスは売上高が850億円、営業利益が255億円。8期連続の営業増益を見込んでいる。デジタルコンテンツ事業の安定的な成長が寄与すると見込んでいる。
20年3月期実績はそれぞれ815億9100万円、228億2700万円。
同社は21年3月期に複数の大型新作を投入し、パイプラインの拡充を図る意向。
4月にリリースしたバイオハザードシリーズ最新作の「バイオハザード RE:3」は、発売から5日で全世界で200万本を出荷。5月に開催した2020年3月期決算説明会で、累計本数が250万本超となったと明らかにしている。
同シリーズは1996年の第1作のリリース以降のシリーズ累計販売本数が9500万本(2019年12月31日現在)を超えた。
アミューズメント施設事業
一方、アミューズメント施設事業については今後、新型コロナウイルス感染拡大の影響が顕在化する見通しとした。
21年3月期の既存店の前年比売上高は82%を見込む。
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