そーせいが反発、導出薬が第3相臨床試験で良好な結果示す
・株価、一時約7%高
・出来高、マザーズ首位
1日前場の株式市場でマザーズに上場する創薬ベンチャーのそーせいグループ<4565>が反発している。同社は午前10時、提携先であるスイスの製薬大手ノバルティスが新規ぜんそく治療配合吸入剤として開発中の「QVM149」について、第3相臨床試験(IRIDIUM試験)において主要評価項目を達成し、統計的に有意な呼吸機能の改善を示したとノバルティスが発表したことを明らかにした。
午前11時5分現在、前日比87円(3.59%)高の2510円で推移している。発表直後に6.93%高の2591円まで買われた。出来高は10時51分現在、330万株を超えておりマザーズ銘柄でトップとなっている。
ただ、試験結果の発表前は軟調が目立ち、一時1.4%安の2389円まで下げる場面があった。
そーせいが発表したリリースによると、一定の開発および販売高の目標の達成に応じたマイルストン(一時金)の支払いは発生しないため、2019年12月期連結業績に直接的な影響はない。
今回実施された他剤によるコントロール不良のぜんそく患者を対象とするIRIDIUM試験の詳細な結果は、今後開催される医学学会で発表されるという。
QVM149は、そーせいが開発した成分をノバルティスに導出し、ノバルティスが開発を進めているぜんそくの治療薬。
ノバルティスは5月、QVM149について医薬品販売承認(MAA)を欧州医薬品庁(EMA)に申請した。これはそーせいにとって250万ドルのマイルストン受領の対象。当初は19年第4四半期の申請を予定していた。
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