メキシコペソ・円が6月末以来の安値、コロナ感染が拡大
メキシコペソが5日に4.6円台前半まで下落。6月末以来の安値を付けた。コロナの感染拡大や中銀の追加利下げ見通しがペソ売りの背景にある。
メキシコペソの対円相場が日本時間5日早朝に4.6円台前半まで下落。6月末以来の安値を付けた。新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化や中銀の追加利下げ見通しがペソ売りの背景にある。
ペソはその後買い戻され、5日午後は4.6円台後半で推移している。
ペソは2月中旬には一時6円を上回る水準で取引されていた。
また、ペソは対米ドルで22.6ペソ台まで下落。7月中旬以来の安値で取引された。
7月30日に発表となったメキシコの2020年4~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済みで前の四半期に比べ17.3%減となった。
減少率はリーマン・ショック後の09年1~3月期の5.1%減を大きく上回り、遡れる1994年以降で最大の水準となった。
国際通貨基金(IMF)は20年通年の実質GDP成長率を10.5%減と予想している。19年は0.3%減だった。
2日時点でのメキシコのコロナ感染者数は世界で6番目の累計43万9046人。死者数は4万7746人と米国、ブラジルに次いで3番目に多い。
1日には1日での感染者の増加数が9556人と過去最多を記録。感染が収まる気配はない。
中銀が追加利下げとの見方
メキシコ銀行(中央銀行)は6月25日の金融政策決定会合で、政策金利を0.5%引き下げて5%とした。利下げは9会合連続となる。
市場では中銀が今月13日の次回会合で政策金利をさらに0.5%引き下げて4.5%にするとの見方が多い。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。