コストコ、通期純利益が初の40億ドル台 コロナ禍で消費者の出費増加
コストコが24日発表した6~8月期決算は増収増益。コロナ禍の最中に消費者が家庭用品等の出費を増やしたことが寄与した。通期の純利益は初めて40億ドル台に乗せた。
米会員制卸売大手コストコ・ホールセール<COST>が24日発表した2020年6~8月期決算は増収増益。コロナ禍の最中に消費者が家庭用品等の出費を増やしたことが寄与した。通期の純利益は初めて40億ドル台に乗せた。
6~8月期の売上高は前年同期比12%増の533億8300万ドル。市場予想の519億ドルを上回った。
電子商取引(EC)の売上高が90.6%増加した。また既存店売上高も11.4%増と力強い伸びを示した。
純利益は27%増の13億8900万ドル。1株あたり利益は3.13ドルとなり、市場予想の2.82ドルを上回った。
コロナ感染拡大防止のための店内の消毒や従業員の給与引き上げなどで販売管理費が増加したが、増収により吸収された格好となった。
リチャード・ガランティ最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話説明会で「消費者は旅行や外食への支出を削減し、その分のお金をガーデニングや家具、エクササイズ・マシーン、自転車、家庭用品などに充てた」と語った。
20年8月期通期の売上高は前期比9.3%増の1632億ドル、純利益も9.3%増えて40億ドルとなった。既存店売上高は9.2%増と、04年以降では最大の伸びとなった。
コストコ株の動き
24日の米国株市場でコストコは好業績発表への期待で上昇。前日比0.69%高の347.00ドルで終了した。
しかし、決算発表後の時間外取引では売られ、通常取引終値を8.70ドル(2.51%)下回る338.30ドルで引けた。材料出尽くし感に加え、当面の利益を確定する動きが広がったもようだ。
通常取引終了までの年初来上昇率は18.7%に達していた。
以下は記事とは関係がありません。
コストコ・ホールセールなどの株式CFD取引をお考えならIG証券で口座開設。デモ口座もご用意しております。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。