アマゾン株、プライムデーの好調予想で4500ドルまで上昇も
アマゾンが恒例セール「プライムデー」を今月13日と14日に開催する。今年の同イベントはコロナ禍による巣ごもり需要で例年以上の盛り上がりが見込まれており、アマゾンの目標株価はこれまでに4500ドルまで引き上げられている。
米ネット通販最大手アマゾン・ドット・コム<AMZN>がオンライン通販の恒例セール「プライムデー」を今月13日と14日に開催する。今年の同イベントはコロナ禍による巣ごもり需要で例年以上の盛り上がりが見込まれており、アマゾンの目標株価はこれまでに4500ドルまで引き上げられている。
1日の米国株市場でアマゾンは前日比72.53ドル(2.30%)高の3221.26ドルで終えた。
プライムデーは有料会員向けの特売イベント。夏場の需要の喚起を目的に、2015年から毎年7月に世界で開催しており、11月の感謝祭直後のブラックフライデーを上回る、アマゾンにとって年間で最も売り上げの大きいイベントに成長した。今年はコロナ禍の影響で延期されていた。
カウエンは1日、アマゾンの目標株価を4000ドル、投資判断を「アウトパフォーム」で再確認した。
強気の見通しは、小売店よりもオンラインでの買い物を選好するコロナ禍特有の消費者の行動に負うところが大きい。最近の動向についてアマゾン関係者に話を聞いており、プライムデーから年末商戦までの期間に強い需要を期待できると認識したという。
アマゾンはプライムデーの売上高を公表していないが、カウエンによれば同イベントは例年、その前の年のブラックフライデーを超える売上高を記録している。
ジェフリーズも1日、アマゾンの目標株価を3800ドル、投資判断を「買い」で再確認した。
コロナ禍は驚くほどの業績効果をアマゾンにもたらしたとし、需要の高まりを背景に同社は前例のないペースでキャパシティを広げ、1年後には当日配達サービスの拡大が実現するだろうと述べた。また、外部の配送業者への委託が減っており、自社の配送能力の向上とともに利益率のさらなる上昇が期待できるとの見方を示した。
アマゾンは最優良のメガキャップ
ピボタル・リサーチ・グループは9月30日、アマゾンの目標株価を3925ドルから4500ドルに引き上げた。投資判断は「買い」で継続した。
多くのアナリストがアマゾンについて誤ったサム・オブ・ザ・パーツ(SOTP)分析を行ってきたとし、同社の広告事業の収益力が大幅に過小評価されているとピボタルは指摘した。
アマゾンの売上高全体に占める広告事業の割合は5%未満に過ぎないが、広告をスタンドアローンの事業部門と見なした場合、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)を除くEBIT(利払い・税引き前損益)マージンへの貢献度合いは市場の認識を大きく上回るという。
この理論に基づけば、アマゾンは24年度までに大幅なアップサイドが見込めるとし、複数年ベースでみれば同社は最優良のメガキャップになるとの認識を示した。
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