小僧寿し株が一時48%高 債務超過解消
・20年12月期の黒字転換見込む
・出来高が東証2位
持ち帰りずしの小僧寿し<9973>が19日夜に2019年12月期連結決算を発表。注目されていた19年12月末の自己資本はプラスに転じ、債務超過が解消された。債務超過が解消されない場合は、ジャスダックの上場廃止基準に抵触する見通しだった。20年12月期の黒字転換見通しも支援となり、20日の株式市場で一時48.3%高となった。
午前10時12分現在、前日比3円(10.34%)高の32円で推移している。一時48.3%高の43円まで買われた。
出来高は東証全市場を通じて2位となっている。
小僧寿しは3月27日、2018年12月期決算で債務超過に転落したため、東京証券取引所は19年3月、同社を上場廃止猶与期間入り銘柄に指定していた。同社は上場廃止の基準である2期連続の債務超過を免れた。
純資産は19年12月末に900万円のプラスに転じた。18年12月末は10億5700万円のマイナスだった。
売上高は前期比5.2%増の58億円。持ち帰り寿し事業等の売上高が前期比15.2%減となった一方、主として連結子会社デリズが運営するデリバリー事業の売上高が同198.9%増と大幅に伸びた。
営業損益は1億9500万円の赤字(前期は5億9100万円の赤字)、最終損益は1億1600万円の赤字(同16億円の赤字)にそれぞれ縮小した。
業績見通し
20年12月期の売上高は前期比約20%増の69億円を見込む。デリズによる更なる出店加速によるデリバリー事業の推進を目指す。
最終損益は2600万円の黒字に転じる見通し。最終赤字は10年12月期以降、19年12月期まで10期続いている。
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