伊藤園、コロナの影響続き純利益46%減 5~7月期
伊藤園が発表した5~7月期決算は純利益が46%減の19億円。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、依然として厳しい状況が続いた。
飲料大手の伊藤園<2593>が1日発表した2020年5~7月期の連結決算は、純利益が前年同期比46%減の19億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、依然として厳しい状況が続いた。新型コロナ感染症による損失として3億600万円、7月豪雨などによる災害関連費用として400万円を特別損失として計上した。
営業利益は32%減の42億円、経常利益は32%減の39億円だった。
売上高は14%減の1127億円。スーパー・量販店で販売が堅調だった一方、新型コロナの感染拡大により、都市部を中心としたコンビニエンスストアは落ち込んだ。交通機関や観光施設、オフィスなどでの自動販売機での購入機会も減少した。
また、7月は長雨や低温も販売に影響を及ぼした。
子会社のタリーズコーヒージャパンを含む飲食関連事業の売上高は43%減の50億円、営業損益は8億円の赤字(前年同期は10億円の黒字)だった。新型コロナの感染拡大による外出制限や自粛の継続、またそれに伴う来客数の回復の遅れが響いた。
21年4月期通期の連結業績は期初の予想を据え置いた。純利益は前期比67%増の130億円、売上高は前期をわずかに下回る4810億円を見込んでいる。
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