レオパレス、入居率が前年比10ポイント超低下 4~6月期
・売上高12%減
・20年3月期の黒字確保見通し維持
レオパレス21<8848>が9日の取引終了後発表した2019年4~6月期の連結決算は、最終損益が57億3600万円の赤字(前年同期は9億5700万円の赤字)となった。アパートの施工不良問題を受けて入居率が低下し、同期の平均入居率は81.9%と前年同期から10.66ポイント低下した。補修工事費用なども膨らんだ。
営業損益は42億3500万円の赤字(前年同期は41億2000万円の黒字)だった。売上高は12.3%減の1133億2400万円。
同社は施工不備の調査や改修工事が終わるまで対象物件の入居者募集を停止している。
20年3月期通期業績は従来予想を据え置いた。売上高は前期比1%減の5022億円、最終損益は1億円の黒字(前期は686億円の赤字)を見込んでいる。
新たに不備見つかる
9日のレオパレス株の終値は前日比9円(3.86%)安の224円。
同社は8日夕、7月末時点で新たに2450棟のアパート物件で不備が見つかったと発表。不備が見つかった物件数は2万2139棟に拡大した。
施工不良の問題の発覚後、同社は3万9085棟の全物件で不備の有無を調査している。これまでに2万9385棟の判定を終える一方、調査完了の時期が6月から10月に遅れると明らかにしている。
また、物件の改修工事の完了時期については、目標の10月末に間に合わないと発表。新たに発覚した問題への対応や、調査のための1級建築士の不足などを遅延の理由に挙げた。改修完了の時期は現時点で具体的に示せないと表明している。
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