凸版印刷、印刷需要減少の影響に注目 4~6月期決算
凸版印刷が27日に4~6月期決算を発表する。新型コロナの感染拡大に伴う印刷需要の減少による影響が注目される。
凸版印刷<7911>が27日午後3時に2020年4~6月期連結決算を発表する。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う印刷需要の減少による影響が注目される。
凸版印刷は6月に20年3月期決算を発表した際、21年3月期の業績予想についてコロナの感染拡大の影響により合理的な算出が困難なことから未定とした。同様に配当予想も未定とした。
その後、7月に公表した株主通信によると、コロナによる影響は情報コミュニケーション事業では東京五輪・パラリンピックの開催延期やイベントの中止や縮小、流通・メーカーの販促需要の減少、雑誌・フリーページの減少としてあらわれている。
一方、企業の在宅勤務増加に伴う業務のデジタル化やシステム運用代行の増加、巣ごもり消費の高まりを受けた電子書籍の増加など、一部の需要は増加しているという。
包材関連ではインバウンド関連包材や飲食店向けなどの業務用包材の売り上げが落ち込んでいるものの、医薬や衛生包材、さらに内食需要の高まりを受けた食品包材が増加している。
ディスプレイ関連では生産面では工場稼働が再開したが、販売面では民生品や車載向けの市況悪化による影響が出ているという。
大日本印刷は大幅減益
凸版に先立ち同業の大日本印刷<7912>が今月5日発表した4~6月期決算は、売上高が前年同期比6%減の3235億円、純利益が59%減の74億円だった。
大日本印刷はあわせて21年3月期の連結業績について売上高が前期比4%減の1兆3400億円、営業利益が29%減の400億円、純利益が70%減の210億円を見込んでいると発表した。
年間配当は前期と同じ1株あたり64円とする予定。
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