銀価格、50ドルまで上昇も 08年から11年までの軌道再現の可能性─調査
銀価格の上昇は途に就いたばかりであり、50ドルまで到達する可能性があるとの調査リポートが発表された。工業用需要の増加と量的緩和、さらにはテクニカルが銀の上昇を指し示しており、08年から11年の高値にかけての軌道を再び描く可能性がある。
銀価格の上昇は途に就いたばかりであり、1トロイオンス=50ドルまで到達する可能性があるとの調査リポートが発表された。工業用需要の増加と量的緩和、さらにはテクニカルが銀の上昇を指し示しており、2008年から11年の高値にかけての軌道を再び描く可能性がある。
貴金属専門ウェブサイトのKitcoによると、ブルームバーグ・インテリジェンスは21日付のリポートで、工業用需要と量的緩和という好ましいトレンドの恩恵を銀は享受するとし、最高値を更新した金の動きをたどり、銀もまた最高値を付ける可能性が高いとの見方を示した。
銀は11年に50ドルの大台の一歩手前となる49.80ドルまで上昇している。リポートは銀について、金融危機後の50ドル手前までの軌道と類似した動きをみせる可能性があるとした上で、軌道を推進する力は前回よりも大きい可能性があるとしている。
08年から11年までの上昇は、1980年の高値である約50ドルで頭打ちになった。今回の上昇は土台がよりしっかりしているとし、5年移動平均線が最近、上向きに転じた事実を例示した。
従来の抵抗水準であった20ドルを今年突破したことは大きく、価格の一段の上昇につながるとした。一方、今年1~3月期のようなリスクオフ・イベントが発生すれば、20ドルの節目付近で支えられる可能性が高いという。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)に上場する銀先物で取引の中心の3月限は22日、前日比0.844ドル(3.2%)安の25.535ドルで取引を終えた。
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