エヌビディアの5～7月期決算、巣ごもりの影響に注目
エヌビディアが米国時間19日に5～7月期決算を発表する。消費者の巣ごもりがゲーム向け需要にいかに影響を与えたかが注目される。
米画像処理半導体（GPU）のエヌビディア<NVDA>が米国時間19日に2020年5～7月期決算を発表する。新型コロナウイルスの感染拡大による消費者の巣ごもりが需要にいかに影響を与えたかが注目される。
2～4月期はコロナ禍によるリモートワークの促進などで、データセンター向けの売上高が前年同期比80％増の11億4100万ドルとなり、四半期ベースで初めて10億ドルを突破した。
また2～4月期はゲーム向けの売上高も伸び、同27％増の13億3900万ドルとなった。ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」などの好調で、任天堂のゲーム機「ニンテンドースイッチ」向けの販売が拡大したことが寄与した。
任天堂が6日発表した20年4～6月期決算によると、「ニンテンドースイッチ」の販売台数は前年同期比167％増の570万台となった。「あつまれ どうぶつの森」はこの期間に1063万本を販売。累計販売本数は2240万本になった。
時価総額でインテルを逆転
ゲーム向けの好調が伝わるなか、エヌビディアの時価総額が8日、半導体大手インテルを初めて上回り、米半導体株で時価総額首位に立った。
米株式市場の10日終値に基づく時価総額はエヌビディアが2746億5900万ドルで、インテルが2093億3300万ドル。
利益見通し
エヌビディアの5～7月期1株あたり利益の市場予想平均は1.61ドル。2～4月期は1.48ドルだった。
5～7月期売上高の市場予想平均は36億ドル。自社予想は35億7700万～37億2300万ドル。2～4月期は30億8000万ドルだった。
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