米ウォルマートの5~7月期決算、巣ごもり需要で堅調か
米ウォルマートが米国時間18日に5~7月期決算を発表する。コロナの感染拡大による消費者の巣ごもりで業績は堅調だったとの見方が多い。
米小売大手ウォルマート<WMT>が米国時間18日の取引開始前に2020年5~7月期決算を発表する。新型コロナウイルスの感染拡大による消費者の巣ごもりで業績は堅調だったとの見方が多い。
5~7月期の連結純利益の市場予想コンセンサスは前年同期から横ばいの35億ドル。売上高の市場予想は同4%増の1353億ドル。
米国内のスーパーセンターやディスカウントストアなどで構成されるウォルマートUS事業については、5~7月期の比較可能な既存店売上高は5.4%増と見込まれる。これは前年同期を上回る伸びだが、トイレットペーパーといった生活必需品などの買いだめ需要を背景に10%増となった前期は下回る。
一方、ネット通販(EC)事業も引き続き堅調が見込まれる。2~4月期は「巣ごもり消費」が広がり、EC売上高は74%増と前年同期の37%増から倍増し、過去最高の伸びとなった。
注文から2時間以内に商品を宅配する速達サービス「エクスプレス・デリバリー」を4月に開始したことも伸びを支える要因の1つ。店舗受け取り(カーブサイド・ピックアップ)サービスを導入する店舗も増えている。経済対策での現金給付も増収に寄与した。
一方、従業員への臨時ボーナスの支給、店舗消毒や感染防止策導入として計上した9億ドルの新型コロナ関連費用が短期的に利益を圧迫する見通し。
UBSが「買い」の判断、良好な決算を予想
UBSは今月に入り、ウォルマートの投資判断を「買い」で継続した。ウォルマートは5~7月期において力強いスタートを切ったと5月の前期決算説明会で表明したと指摘した上で、その後の期間も強さが継続したとみているとした。
UBSは5~7月期のウォルマートの既存店売上高を6%と予想。市場コンセンサスの5.4%増を上回る。また、EC売上高は55%増と予想した。
ただ、コロナ関連のコストが5~7月期の売上総利益を押し下げる可能性があると指摘している。
ウォルマートが取り下げた21年1月期通期の業績見通しについて、5~7月期決算の発表時に開示することはないとの見方をUBSは示す。
UBSはウォルマートの目標株価を135ドルに設定。14日の米株市場でウォルマートは132.60ドルで取引を終えている。
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