エヌビディア株は610ドルまで上昇の可能性 好決算期待─調査
エヌビディアが18日に8~10月期決算を発表する。市場はデータセンター向けとゲーム向けの双方で好調が持続しているとみており、一部のアナリストは目標株価を610ドルに引き上げた。
米画像処理半導体(GPU)のエヌビディア<NVDA>が18日に2020年8~10月期決算を発表する。市場はデータセンター向けとゲーム向けの双方で好調が持続しているとみており、一部のアナリストは目標株価を610ドルに引き上げた。
16日の米株式市場でエヌビディアは前週末比8.73ドル(1.64%)高の540.61ドルで終えている。
サスケハナは16日、エヌビディアの半導体の供給が短期的に不足する可能性があるが、中長期的に成長が見込まれるとの見方を示し、目標株価を560ドルから610ドルに引き上げた。投資判断は「ポジティブ(買い)」で据え置いた。
サスケハナはリポートで、8~10月期における半導体製品「Ampere」の不足の可能性を認識しているが、11~1月期、そしてその先へと続く長期的で多面的な成長ストーリーに目を向けることを投資家に推奨していると述べた。
また、供給不足はあるものの、エヌビディアはアフターマーケットGPU市場でシェアを伸ばし、また平均販売価格を引き上げてもいるという。
これより前、ドイツ銀行が12日にエヌビディアの投資判断を450ドルから500ドルに引き上げている。投資判断は「ホールド(中立)」で据え置いた。
ドイツ銀はエヌビディアの8~10月期の業績は市場予想を上回る可能性が高く、また11~1月期のガイダンスも好調な業績を反映したものになると予想した。
一方、スーパー・ブル・シナリオに対しては慎重との見方も示す。データセンター向けについてはインテルが不調であることを考慮すればエヌビディアにとっても問題が発生する可能性があるとし、またゲーム向けのアップサイドは供給の制約によって制限される可能性があると指摘した。
ドイツ銀は目標株価が依然として足元の株価を下回ることについて、困難なマクロ環境でエヌビディアは強さを持続しているが、好調さの大半は同社の株価に反映されているとし、また現行水準においては、必然とされる成長の一時停止への懸念は十分に割り引かれていないようだとの見解を示した。
データセンター向けの需要増大
8~10月期業績の市場予想は、1株あたり利益(EPS)が前年同期比44.4%増の2.57ドル、売上高が同46.8%増の44億2000万ドル。
エヌビディアは8月、データセンター事業者からの需要が増大しているとし、8~10月期の売上高を43億1200万ドル~44億8800万ドルと強気に見込んだ。前年同期比では43~49%増となる。
エヌビディアのデータセンター向けの売上高は5~7月期に四半期ベースで初めてゲーム向けを上回った。
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