豪ドル・円、一時69円台前半に下落 中国が豪食肉施設からの輸入停止
・ラベル表示の誤りが原因と豪に通知
・4月の中国PPI、4年ぶりの下落幅
12日の外国為替市場でオーストラリアドルが日本時間朝方、主要通貨に対して急落した。中国がオーストラリアの一部食肉処理場からの輸入を停止したとの豪テレビ局の報道を受け、豪中関係の悪化が懸念された。対円では一時、69円台前半まで売られた。ただ、午後に入ると買い戻されている。
豪テレビ局ABCは、国内4カ所の食肉処理場からの輸入を中国が停止したと情報源を示さずに伝えた。
その後、バーミンガム豪貿易・観光・投資相が会見で、中国によるこれらの処理場からの輸入停止を確認。ラベル表示や衛生証明書に誤りがあったことが理由だとの通知があったと明らかにした。
市場では当初、オーストラリアが新型コロナウイルスの発生源の調査を呼び掛けたことを受けた措置との思惑が広がった。
豪ドルの対円相場は朝方、69円台後半から前半まで下落。その後、昼過ぎまで安値圏で値固めを行っていたが、午後に入ると買い戻しが入り、69円台後半を回復した。
豪ドルの対米ドル相場も同様の展開。朝方、0.64米ドル台後半から前半まで下げ、3営業日ぶりの安値を付けた。その後、再び0.64米ドル台後半に戻している。
中国PPI
中国国家統計局が午前に2020年4月の物価指数を発表したが、相場への影響は限定的だった。
4月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比3.1%下落。3カ月連続で低下した。下落幅は16年4月以来4年ぶりの大きさ。3月は1.5%下落した。
4月の消費者物価指数(CPI)は同3.3%上昇。3月は同4.3%の上昇だった。豚肉価格の下がりが上昇率低下の主な原因。アフリカ豚熱(ASF)のまん延で高騰していたが、その後、輸入の拡大や外食不振による需要後退の影響を受けた。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。