レオパレスが一時17％安、118億円債務超過に
28日前場の東京株式市場でレオパレス21が一時約17％下落した。2020年6月末時点の債務超過について、現時点で118億円になるとの見通しを明らかにした。
28日前場の東京株式市場でレオパレス21<8848>が一時約17％下落した。2020年6月末時点の債務超過について現時点で118億円になるとの見通しを明らかにしたことが材料になっているもよう。
始値は前週末比30円（16.95％）安の147円。8月3日に付けた年初来安値に顔合わせした。午前10時4分現在、25円（14.12％）安の152円で推移している。
一部報道機関が25日夜、6月末時点で100億円超の債務超過に陥ったことが分かったと伝えたことについて、レオパレスは28日付のリリースでこれは同社が公表したものではないとした。同社は30日に予定している4～6月期の決算短信で債務超過額を公表するという。
あわせて、債務超過の解消に向けた検討を進めているが、現時点で正式に決定している事実はないとした。
また、4～6月期の最終損益について、現時点で142億円の当期純損失となる見通しとした。
21年3月期通期の業績予想につきては、6月5日に公表した当期純損失80億円に変更はないという。
4～6月期決算は当初8月7日の公表が予定されていた。新型コロナの影響で前期の決算発表や有価証券報告書の提出が遅れたことで9月9日に延期されたが、希望退職募集により決算業務に従事する従業員が想定以上に退職し、30日に再度延期されていた。
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