アドビの6~8月期、クリエイティブ製品が好調維持か 外出自粛やテレワーク浸透で
アドビが15日の取引終了後に6~8月期決算を発表する。新型コロナの感染拡大による外出自粛やテレワークが浸透するなか、アドビのクリエイティブ製品が引き続き需要を集めた可能性がある。
米ソフト大手のアドビ<ADBE>が15日の取引終了後に2020年6~8月期決算を発表する。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛やテレワークが浸透するなか、アドビのクリエイティブ製品が引き続き需要を集めた可能性がある。
3~5月期は主力のサブスクリプションサービス「クリエイティブ・クラウド」を手掛けるデジタル・メディア事業が好調となり、売上高と利益が市場予想を上回った。6~8月期も好調が続いた可能性が高い。
クリエイティブ・クラウドには熱心なファンが増えていると一部の市場アナリストは指摘する。またこの流れを受け、もう1つのサービスである「ドキュメント・クラウド」の需要も堅調とみられている。
クリエイティブ・クラウドには「フォトショップ」や「イラストレーター」「フレスコ」「プレミア」などが、またドキュメント・クラウドには「アクロバット」「サイン」などのアプリケーションが含まれる。
一方、デジタル・エクスペリエンス事業も電子商取引やデジタル・マーケティングなどの好調に支えらえる見通し。
アドビの6~8月期売上高の市場予想は31億6000万ドル、1株あたり利益の市場予想は2.41ドル。
アドビは6月、6~8月期の1株あたり利益を2.40ドルと予想している。
14日の米国株市場でのアドビの終値は前週末比14.56ドル(3.09%)高の485.91ドル。
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