アスクル、コロナ禍の打撃から回復か 6~8月期決算
アスクルが16日、6~8月期決算を発表する。主力のBtoB事業は新型コロナの感染拡大を受けたテレワーク拡大や企業活動停滞によるオフィスの通販需要の減少で打撃を受けたが、足元では回復している。
アスクル<2678>が16日、2020年6~8月期連結決算を発表する。主力分野のBtoB(法人向け)事業は新型コロナウイルスの感染拡大を受けたテレワーク拡大や企業活動停滞によるオフィスの通販需要の減少で打撃を受けたが、足元では回復している。
アスクルの単体売上高は6月が前年同月比4.4%減、7月は5.6%増、8月は6.8%増となった。
単体売上高のうちBtoB事業は6月に6.0%減となった後、7月は5.2%増、8月は7.7%増となった。8月は前年同月対比で稼働日は平日が1日少ないため、稼働日修正後の伸長率は12.9%増になる。
また、消費者向けインターネット通販サイト「ロハコ」の8月の売上高は2.0%増だった。
BtoB事業は客数が着実に増加。四半期中の推移は6月が5.7%増、7月が8.3%増、8月は8.6%増となった。
また、BtoB事業は客単価も減少幅が縮小している。6月が11.1%減、7月が2.8%減、8月は0.8%減だった。
21年5月期は20%減益を予想
アスクルが7月に発表した21年5月期の連結純利益予想は前期比20%減の45億円。BtoB事業における物流施設の労務費や配送費の上昇によるものとした。
営業利益予想は18%減の72億円。売上高は微増の4030億円を見込んでいる。年間配当は1株あたり38円と前期と同水準としている。
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