豪ドル、70円台後半に戻す リスクオフ一服で
・豪ドル、一時70円割る
・豪10年債利回りが過去最低更新
26日午前の外国為替市場でオーストラリアドルの対円相場が早朝の安値から戻している。日経平均株価が2万円台を維持していることでリスクオフの円買いが一服した格好。
米中貿易戦争のエスカレートを受け、23日の米国市場で急速に進んだ米ドル安・円高を背景に、豪ドルも下げる展開となった。26日はチャート上に窓を開けて始まり、一時70円の大台を割り込む場面もあった。
しかし、この水準で買い拾われ、東京株式市場で取引が始まるとじきに70円台後半を回復。窓の大半を埋めた。
豪ドルは対米ドルでも同様に安く始まり、一時0.66米ドル台後半まで下げた。東京市場では0.67米ドル台に戻している。
豪10年物国債利回りは早朝に0.857％まで低下。過去最低を更新し、豪ドル売りの一因となった。
ただ、豪10年債・米10年債利回りスプレッドは早朝から午前にかけてマイナスを幅を縮めており、その後の豪ドルの反発を支えた。
AUD/JPY 5分足チャート (出所: IG証券)
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