豪ドル、一時73円台前半に下落 中国との通商協議は終了とナバロ補佐官
・その後74円台に戻す
・対米ドルでは一時0.68台後半
23日午前の外国為替市場でオーストラリアドルが一時、円など主要通貨に対して下落。トランプ米大統領が中国との通商協議の終了を決定したとのナバロ米大統領補佐官(通商担当)の発言が伝わり、短い時間に値を下げた。
米フォックスニュースが現地時間22日夜、補佐官の発言を報じた。新型コロナウイルスの感染拡大は中国・武漢の研究所に端を発するとの判断に米情報機関がますます自信を深めていることが大統領の決定の背景にあるという。
補佐官は「(中国との通商協議は)終了した」と述べた。
1月15日の米中貿易合意「第1段階」への署名で訪米していた中国代表団がワシントンを発った後に初めて新型コロナウイルス感染の蔓延を米国は知ったとし、これが「ターニングポイント」だったと補佐官は説明。中国が新型コロナの感染拡大を知ってからこの時点で丸2カ月が経過していたと述べた。
豪ドルの対円相場は23日の日本時間朝方、一時74円台で取引されていたが、補佐官の発言が伝わると、73円台前半まで急落した。
ただ、その後は買い戻され、74円の節目付近でもみ合う展開となっている。
豪ドルの対米ドル相場は0.69米ドル台前半から0.68米ドル台後半に下落。その後、再度0.69米ドル台前半に戻している。
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