豪ドル上昇、74円台後半 中国株高でリスク選好強まる
米中株高を好感して投資家のリスク選好姿勢が強まるなか、豪ドルは買いが優勢となった。
13日午後の外国為替市場でオーストラリアドルが円や米ドルなど主要通貨に対して上昇している。米中株高を好感して投資家のリスク選好姿勢が強まり、豪ドルは買いが優勢となった。
豪ドルの対円相場はアジア市場での取引を74円台前半で開始。株式相場が上昇するなか、強地合いで推移した。日本時間午後に中国・上海株が上げ足を速めると、豪ドルは74円台後半に水準を切り上げ、その後もしっかりで推移している。
豪ドルの対米ドル相場は0.69米ドル台半ばで始まり、午後に0.69米ドル台後半まで上値を伸ばしている。
この日はリスク選好が強まるなか、比較的安全とされる円とドルがともに売られた。このため、米ドルの対円相場は106円台後半から107円台前半で方向性のない展開となった。
中国の景気回復への期待などで上海株は反発。午後に一段高になった場面では値上がり率が2%を超えた。
コロナ感染再拡大が懸念材料
一方、オーストラリアでの新型コロナウイルスの感染再拡大は引き続き懸念材料だ。ビクトリア州では過去24時間に177人の感染が新たに確認された。同州ではメルボルン都市圏に8日夜からロックダウン(都市封鎖)が再び導入されている。
また国内最大都市シドニーを擁するニューサウスウェールズ州で過去24時間に14人の感染が新たに確認された。
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