豪ドルが一時75円台乗せ、6週間ぶり高値付ける
市場がリスク選好に傾くなか、豪ドルは一時75円台に浮上。対米ドルでも節目の0.70米ドルを上回った。
15日午後の外国為替市場でオーストラリアドルが円や米ドルなど主要通貨に対して上昇している。14日の米株相場の大幅高を受けて、15日のアジア市場はリスク選好に傾き、日本株やオーストラリア株などが上伸。原油もしっかりとなり、豪ドルを支えた。対円では一時75円台乗せ、約6週間ぶりの高値を付けた。
豪ドルの対円相場は6月中旬から幾たびか試した75円の心理的抵抗線を日本時間の午前中に突破。6月10日以来の高値となる75円台前半まで上値を追った。午後遅くに利益確定の売りで75円を割り込んだが、依然として地合いは強い。
豪ドルの対米ドル相場は節目の0.70米ドルを一時上回り、対円と同様に6月10日以来の高値を付けた。その後は0.70米ドルの節目を挟み、もみ合いとなっている。
米バイオ製薬のモデルナが開発を進めるワクチンに関して、抗体の生成を確認したと早朝に伝わり、米株価指数先物は時間外取引で終始しっかりと推移した。ダウ平均先物9月限の上げ幅は一時300ドルを超えた。
一方、トランプ米大統領が中国の金融機関への制裁が可能になる香港自治法に署名したことなどを受けて中国・上海総合指数が一時約2%下落し、豪ドルの上値を抑制した。
豪ウエストパック銀行が午前中に発表した7月の豪消費者信頼感指数は6月から6.1%低下して87.9となった。6月は同6.3%上昇していた。
新型コロナウイルス感染拡大を受けビクトリア州がメルボルン都市圏に6週間のロックダウン(都市封鎖)を導入したことなどが信頼感指数低下の背景にある。ただ、為替相場への影響は限定的だった。
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