千代建が大幅続落、米合弁パートナー株が一時76%安
・千代建、出来高膨らむ
・株価、一時14%下落
19日の東京株式市場で2部上場の千代田化工建設<6366>が大幅に続落した。米プラント建設会社で千代建の合弁パートナーであるマクダーモット・インターナショナル<MDR>の株価が18日の米国市場で急落し、合弁事業への影響が懸念された。
終値は前日比25円(8.04%)安の286円。序盤に14.46%安の266円まで売られた。
出来高は834万9400株。東証2部銘柄で2位だった。
18日のマクダーモットの終値は前日比3.72ドル(63.27%)安の2.16ドル。一時、75.51%下落する場面があり、また場中に売買が複数回停止された。
マクダーモットは2010年代半ばの石油相場の下落を受けた新規受注の減少に加え、2018年の米建設会社シカゴ・ブリッジ・アンド・アイアン(CB&I)の買収で債務負担が膨らんでいるもよう。
マクダーモットはキャメロン液化天然ガス(LNG)プロジェクト(米ルイジアナ州)における千代建の合弁パートナーであり、経営状況が同事業に及ぼし得る影響が懸念された。
なお、マクダーモットは同社株の売買が停止した際に声明を出し、企業再生専門のアドバイザリー会社を起用したことを明らかにしている。
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