テスラ株価目標を780ドルに引き上げ ゴールドマンが業界最高に
テスラの目標株価をゴールドマンが780ドルに引き上げた。足元の水準から37％の上値余地があることになる。EVへのシフトのペースが加速しているとの見方を示した。
電気自動車（EV）メーカー、米テスラ<TSLA>の目標株価をゴールドマン・サックスが780ドルに引き上げた。足元の水準から37％の上値余地があることになる。EVへのシフトのペースが加速しているとの見方を示した。
2日夕発表のリポートを受け、テスラは時間外取引で急伸し、一時、終値を3％超上回った。これより前、通常取引は前日比15.94 ドル（2.73％）安の568.82ドルで終えていた。
この中で、テスラがEV市場で20％台半ばから後半のシェアを維持すれば、同社の生産規模は2040年までに年間1500万台になる可能性があると予想。さらに強気シナリオでは2000万台になるとした。
20年のテスラの年間生産目標は50万台。
さらに、一部の国が高排出ガス車の販売を段階的に廃止しているとし、またEVとガソリン車のコスト格差が縮小していることに言及。バッテリー価格は従来の予想よりも速いペースで下落しており、EV所有における経済性が向上しているとも述べている。
780ドルの目標株価はウォール街の主要金融機関の中で最も高い。従来のゴールドマンの目標株価は455ドルだった。
投資判断も「中立」から「買い」に引き上げている。
ゴールドマンは6月、年後半の需要と生産への懸念を理由にテスラ株の判断を引き下げていた。しかし、杞憂に終わったと述べた。
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