インテルの7~9月期決算 焦点はNAND売却と事業全体への影響
インテルの7~9月期決算発表時の焦点は、NAND型フラッシュメモリー事業の売却と、残りの事業全体への影響についての経営陣の発言になりそうだ。同社は22日に決算を発表する。
米インテル<INTC>の7~9月期決算発表時の焦点は、NAND型フラッシュメモリー事業の売却と、残りの事業全体への影響についての経営陣の発言になりそうだ。同社は22日に決算を発表する。
インテルは20日、NAND事業を韓国のSKハイニックスに約90億ドルで売却すると発表した。2025年をメドに手続きを完了する。
英オムディアの調査によると、19年のNANDの市場シェアは首位の韓国のサムスン電子が35.9%で2位のキオクシアが19%。米ウエスタンデジタル、マイクロン、SKと続き、6位のインテルは9.5%。
NAND事業売却の発表を受け、ウェドブッシュ・セキュリティーズは「インテルの将来は、コアプロセッサーのロードマップの実行の可否にかかっている。今回の取引はインテルにとって明らかにポジティブと見なされるべきだ」とし、インテルは非中核事業を1つ手放したとの見解を示した。
ウェドブッシュはインテルの目標株価を51ドル、投資判断を「アンダーパフォーム」としている。
ジェフリーズは、インテルがメモリー事業すべてを売却することを前提に年初に引き上げた「ホールド」の投資判断を据え置いた。目標株価は54ドル。インテルのメモリー事業は過去5年間、不採算だったとジェフリーズは指摘する。
インテルは先進技術メモリーの「Optane(オプテイン)」事業については売却の対象外とした。
20日の米株式市場でインテルは53.43ドルで終えた。
7~9月期業績見通し
7~9月期の売上高の自社予想は182億ドル。一方、米ファクトセットの調べによると、市場予想の平均は182億4000万ドル。前年同期は191億9000万ドルだった。
1株あたり利益(調整後)の自社予想は1.10ドル。ファクトセットの調べでは市場予想の平均は1.11ドル。前年同期は1.42ドルだった。
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