レオパレス株、9年ぶり安値付近 施工不良物件の改修完了を24年末に延期
25日の東京株式市場でレオパレスが反落。前日に9年ぶりの安値を付けていた。施工不良問題で、改修工事を2024年末までに完了させる新たな計画を発表。完了時期が当初の予定から4年先延ばしになることは数日前に報じられており、株価の下げにつながった。
25日の東京株式市場でレオパレス21<8848>が反落。前日に9年ぶりの安値を付けていた。同社は賃貸アパート物件の施工不良問題で、改修工事を2024年末までに完了させる新たな計画を発表。完了時期が19年10月に公表していた20年末から4年先延ばしになることは数日前に報じられており、株価の下げにつながった。
終値は前日比2円(1.63%)安の121円。前日に11年8月以来の安値となる117円の安値を付けた。2月に付けた年初来高値の423円からの下落率は72%を超える。
レオパレスが25日発表した改修計画によると、屋根裏に仕切り板がないなど明らかな不備があり改修工事が必要な施工不良物件は、21日時点で約19万5000戸。このうち約4万2000戸の改修工事を終えており、残る物件の工事を21年1月以降に行う。
経営の安定化を図るため、当初は新規の入居者募集を保留しているが需要の見込める物件を優先し、6月までに6000戸程度の改修工事を行うという。
7月以降は入居者の退去に合わせて施工不良物件の改修工事を進め、24年末までに全物件で工事を終了する計画としている。
入居率下落で逆ざやに
レオパレスはアパートを一括で借り上げ、入居者に転貸するサブリース事業を展開する。オーナーに家賃を保証する一方、入居率が一定水準を割り込むと、レオパレスが受け取る家賃収入がオーナーに支払う賃料を下回る逆ざやになる。
入居率は逆ざやのメドとされる80%を5月から7カ月連続で下回っている。直近の11月は77.09%だった。これを受け、オーナーとの間で保証する賃料の引き下げに向けた交渉に入ることが伝えられている。
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