アンジェス、一時9％超高 菅首相がコロナ対策強調
17日前場の株式市場でアンジェスが急伸。値上がり率は一時9％を超えた。菅義偉首相が新型コロナ対策に強い意気込みを示したことで、買い戻しを巻き込み上昇したとみられる。
17日前場の株式市場でマザーズ上場の創薬ベンチャー、アンジェス<4592>が急伸。値上がり率は一時9％を超えた。菅義偉首相が新型コロナウイルス対策に強い意気込みを示したことで、買い戻しを巻き込み上昇したとみられる。
午前10時39分現在、前日比121円（8.06％）高の1623円。一時、9.25％高の1641円まで買われ、8月19日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。
出来高は現時点で370万株超。
菅首相は16日夜、内閣発足後に初めて開いた記者会見の冒頭で「今取り組むべき最優先の課題は新型コロナ対策。欧米諸国のような爆発的な感染拡大は絶対阻止し、国民の命と健康を守り抜く」と述べた。
その上で「検査体制を充実させ、必要な医療体制を確保する。来年前半までにすべての国民に行き渡るワクチンの確保を目指す」と語った。
アンジェスは大阪大学と共同で新型コロナ向けのDNAワクチンを開発している。現在、第1/2相臨床試験を行っており、試験成績を総合的に判断する速報結果を2020年第4四半期に公表する予定。
アンジェスが開発するワクチンを生産するタカラバイオ<4974>は18円（0.63％）高の2882円。朝方のマイナス圏からプラス圏に転じた。
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