IPO後に下落、ドアダッシュとAirbnb 株価は割高との見方
ドアダッシュとAirbnbの株価がいずれも上場後に水準を切り下げている。株価が割高との理由でアナリストが投資判断を引き下げたことが背景にある。
米料理宅配サービス大手のドアダッシュ<DASH>と民泊仲介の米エアビーアンドビー(Airbnb)<ABNB>の株価がいずれも上場後に水準を切り下げている。株価が割高との理由でアナリストが投資判断を引き下げたことが背景にある。
ドアダッシュは9日にニューヨーク証券取引所(NYSE)に、エアビーは10日にナスダック市場にそれぞれ新規株式公開(IPO)した。
ドアダッシュは公開価格が102ドルであるのに対し、初値はこれを78%上回る182ドルで、初日は189.51ドルで引けた。
ただ、株価はその後下落傾向にある。15日の終値は158.89ドルで、初日終値を16%下回る。
DAダビッドソンは14日付リポートで、今後1年間に起こり得る規制の強化や競争の激化がドアダッシュの中核事業の業績に与える影響を考慮すれば、足元のバリュエーションは割高だと指摘。投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。
一方、ドアダッシュが業界リーダーであることは明瞭とも述べており、目標株価を93ドルから150ドルに引き上げている。
エアビーは初日から14%下落
一方のエアビーの初値は146ドルで、公開価格68ドルの2.1倍の水準だった。初日は144.71ドルで終えている。
15日の終値は124.80ドルで、初日から14%下げた。
ゴードン・ハスケットは14日付リポートで、エアビーの投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に下方修正した。
それによると、エアビーのバリュエーションがオンライン旅行会社に対してプレミアムであることについて、聞き取りを行った投資家のうち圧倒的多数が正当化できないとしており、また短期間で得た利益を確定する意向を示したという。
一方、投資家はエアビーの事業モデルに対しては好感を持っているとも指摘。目標株価を77ドルから103ドルに引き上げた。
関連記事:Airbnb株価は過大評価との見方 時価が米ホテル大手合計上回る
以下は本記事とは関係がありません。
ドアダッシュなどの株式CFD取引をお考えならIG証券で口座開設。デモ口座もご用意しております。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。