アマゾン株に「買い」の投資判断続く、プライムデーの売上高に期待
アマゾンが13日と14日に恒例の通販セール「プライムデー」を開催する。セールの売上高がその後に続くブラックフライデーとサイバーマンデーの合計を超える可能性も指摘されるなか、アマゾン株への「買い」の投資判断の付与が続いた。
米ネット通販最大手アマゾン・ドット・コム<AMZN>が13日と14日にオンライン通販の恒例セール「プライムデー」を開催する。調査会社eマーケターによると、このセールの世界売上高はほぼ100億ドルになる見通し。プライムデーの売上高がその後に続くブラックフライデーとサイバーマンデーの合計を超える可能性も指摘されるなか、アマゾン株への「買い」の投資判断の付与が続いた。
プライムデーはアマゾンの有料会員向けの特売イベント。夏場の需要の喚起を目的に、2015年から毎年7月に世界で開催しており、11月の感謝祭直後のブラックフライデーを上回る、アマゾンにとって年間で最も売り上げの大きいイベントに成長した。今年はコロナ禍の影響で延期されていた。
株式調査会社CFRAリサーチのアナリストは、コロナ禍での在宅時間の長期化が電子商取引の成長を一段と加速させるなか、今年のプライムデーはその後に続くブラックフライデーとサイバーマンデーの売上高の合計を凌駕する可能性があるとの見方を示し、アマゾンの投資判断を「買い」で再確認した。
プライムデーではテレビからホームアシスタントに至るハードウェア製品が好調な売り上げを示すとみられ、また、家庭用品や生活必需品にも消費者の関心が向けられる見通しという。
フルフィルメント・サービスを強化
みずほセキュリティーズのアナリストも投資判断を「買い」で再確認した。また目標株価を3700ドルから4000ドルに引き上げた。
みずほによると、アマゾンはあらかじめ強い需要を予想してフルフィルメント・サービスを強化している。また配送も迅速化しているという。
一方、サーチメトリクスを利用したみずほの調査で、7~9月期のアマゾンの米国内サーチトラフィックが4~6月期との比較において一貫した伸びを維持したと指摘。コロナ禍におけるコンバージョン率の上昇により、7~9月期の売上高の伸びは市場予想を上回るとみているという。
プライムデーの延期などで、アマゾンの7~9月期の売上高の伸びは前年同期比32%と、4~6月期の同40%から減速すると市場は予想している。
12日の米国株市場でアマゾンは前週末比156.28ドル(4.75%)高の3442.93ドルで引けた。
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