アンジェスが大幅反発、「コラテジェン」米国申請目指すと社長が発言
・株価、一時約10%高
・出来高がマザーズ首位
10日午前の株式市場でマザーズ上場のバイオベンチャー企業、アンジェス<4563>が大幅反発。国内初の遺伝子治療薬「コラテジェン」について社長が9日に会見を開き、米国で承認申請すると述べたことが材料になっている。
午前10時9分現在、アンジェスは前日比41円(7.18%)高の612円。一時9.98%高の628円まで買われた。
出来高は9時50分時点で514万1800株でマザーズ上場銘柄でトップとなっている。
アンジェスの山田英社長は、今後は患者数が圧倒的に多い米国で承認申請すると述べ、また他の疾患に適応できるよう準備していくと語った。
アンジェスが開発したコラテジェンは手足の血管が詰まって血流が乏しくなり潰瘍ができる「慢性動脈閉塞症」の患者に対し、新しい血管をつくる遺伝子を注入して血行を改善する。患者数はピークの年で992人とされている。
厚生労働相の諮問機関・中央社会保険医療協議会は8月28日、コラテジェンの公定価格(薬価)を60万360円とすることで了承。きょうから医療現場で使えるようになる。
株価、2週間で44%下落
アンジェスの株価は8月26日、965円まで上昇した。遺伝子治療への期待などから信用買いが入った。
しかし、翌27日にコラテジェンの公定価格が約60万円になると一部メディアが報じると、より高額の薬価を見込んでいた投資家が見切りを付け、株価は急落。追加証拠金(追い証)の差し入れを迫られた投資家の売りも巻き込み、9日には540円まで下げていた。8月26日の高値からの下落率は44.04%に及んだ。
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