アンリツが反発、クレディ・スイス証券が目標株価上げ
・投資判断は「アウトパフォーム」継続
・サイバーコムやヨコオは大幅安
13日の東京株式市場で日経平均株価が3日続落となるなか、通信計測機器のアンリツ<6754>が逆行高となった。クレディ・スイス証券による目標株価の引き上げが好感されたもよう。前日はみずほ証券の投資判断引き上げを材料に一時買いが優勢となった。
アンリツは反発し、前日比75円(4.53%)高の1732円で取引を終えた。安く始まった後に切り返し、後場で一時、5.73%高となる1752円まで買われた。
クレディ・スイス証券は、次世代通信規格「5G」の成長による恩恵が見込まれるアンリツにとっての押し目買いの機会との見方をしており、目標株価を2420円から2880円に引き上げた。また投資判断を「アウトパフォーム」で据え置いた。
前日はみずほ証券の投資判断引き上げを材料視した買いに支援された。
みずほ証券は、アンリツの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。5G市場の中期的な拡大による恩恵が見込まれるとした上で、株価の下落で割安感が出ていると指摘した。
みずほ証券はまた、目標株価を2100円から2300円に引き上げた。
santec
ジャスダック上場で光測定器や光関連部品を手掛けるsantec<6777>は小幅に続落した。
5G基地局整備に伴う光モニター需要が高まるとの見方から買いを集め、この日は安く始まった後、後場で一時4.54%高の1450円まで買われた。
santecの終値は5円(0.36%)安の1382円。
一方、通信分野を中心としたソフトウェア開発を行うサイバーコム<3852>や自動車用アンテナ大手のヨコオ<6800>は、相場全体の流れに歩調を合わせる格好で大幅安で引けた。サイバーコムは一時、年初来安値を付けている。
終値はそれぞれ107円(8.12%)安の1211円と、183円(8.31%)安の2018円。
日経平均株価は1128.58円(6.08%)安の1万7431.05円で終えた。終値としては2016年11月11日以来、3年4カ月ぶりの安値となる。
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