アップル株が大幅高、オッペンハイマーが投資判断引き上げ
・目標株価320ドルに引き上げ
・株価、2月の最高値から16%修正
2日の米株市場でアップル<AAPL>が大幅高となった。オッペンハイマーがアップルの投資判断を引き上げたことが買い材料になった。製品とサービスに力強い回復力があると分析した。
アップルの終値は前週末比25.45ドル(9.31%)高の298.81ドル。一時、10.27%高の301.44ドルまで買われた。
アップルは2月12日に終値での過去最高値327.20ドルを付けてから28日に273.36ドルで引けるまで16.5%下落した。コロナウイルスの感染拡大による中国のサプライチェーンの寸断や同国での販売低迷で2020年1~3月期の予想を達成できない見込みと17日に発表。さらに先週の世界的に株価急落がこの背景にある。
オッペンハイマーはリサーチノートでアップル株は先週の株式相場全体の急落を受けて売られ過ぎの状態にあると指摘。投資判断を「パフォーム」から「アウトパフォーム」に引き上げた。
コロナウイルス問題を巡り世界経済が不安定な時期にあるなか、アップルの製品とサービスは競合会社の製品よりも力強い回復力をみせるだろうとオッペンハイマーは予想する。
変化するサプライチェーン、および顧客需要の不確実性に世界の企業が取り組むなか、アップルは他社よりも回復力があることが調査で示されたとオッペンハイマーは指摘。アップルの成長は今年下期までに通常に戻ると予想した。
また、スマートフォン「iPhone」の次期モデルについて通常通りの需要を見込んでいるとし、アップルは競争面でより強固な抵抗力を持つエコシステムを形成していると指摘した。
オッペンハイマーはアップルの最近の下落は買いの好機になるとし、目標株価を320ドルに引き上げた。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。