豪ドル・円強含む、米中協議日程発表で摩擦懸念後退
・米中協議、来月10日開催との報道
・豪中銀理事会控え様子見ムード
27日午後の外国為替市場でオーストラリアドルの対円相場が強含みで推移している。米中政府が10月10日に閣僚級協議を開催する予定との報道を受けて両国の貿易摩擦に対する懸念が和らぎ、中国の景気動向との関連性が強い豪ドルが堅調になった。
豪ドルは対円で日本時間の午前中、72.60円付近まで下げたが、その後じり高歩調で推移した。夕方は73円の節目をうかがう展開となっている。
豪ドルの対米ドル相場は午前中に0.67米ドル台前半まで売られたが、その後0.67米ドル台後半を回復した。ただ、米ドルが対円で上昇しており、豪ドル・米ドル相場の上値を重くしている。
米CNBCは26日、米中両国が10月10、11日にワシントンで閣僚級の貿易協議を開く予定だと伝えた。閣僚級協議は7月末以来で、9月1日に互いの輸入品ほぼすべてに関税を拡大する「第4弾」の一部を発動した後、初の顔合わせとなる。
豪中銀理事会
一方、市場は10月1日のオーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)の理事会を前に様子見ムードが強い。豪中銀は今月3日の会合で、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の1%に据え置いている。
中銀のロウ総裁は今週の講演で、必要なら政策をさらに緩和する用意があると述べ、低金利が長期にわたり継続する必要があるとの見方を示した。その一方、今後数四半期で経済成長は緩やかに加速すると予想したことで、10月の利下げ観測が一時後退する場面があった。
ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)など豪銀大手は、中銀が次回理事会で0.25%の利下げを決定すると予想している。
AUD/JPY 5分足チャート (出所: IG証券)
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。