豪ドルの上値重い、メルボルンで再び厳格な都市封鎖
・74円台後半で小動き
・対米ドルで0.69前半
8日午後の外国為替市場でオーストラリアドルが対円で軟調。国内第2の都市メルボルンで新型コロナウイルスの感染拡大に伴う6週間の厳格なロックダウン(都市封鎖)が再度実施されることで、豪ドルは上値の重い展開となっている。
豪ドルの対円相場は日本時間7日深夜から8日未明にかけて海外市場で75円の抵抗線を試したが、これを上抜けずに失速。アジア市場では74円台後半で小動きとなった。
午後3時過ぎに米株価指数先物が下げ幅を広げると、豪ドルは74.50円付近まで一段と軟化。その後、米株が動きを反転させると、豪ドルは幾分水準を引き上げた。
豪ドルの対米ドル相場も小動き。アジア市場ではおおむね0.69米ドル台前半のレンジにとどまった。
豪ビクトリア州政府は、メルボルンと周辺地域で新型コロナ感染者が増加しているとして、現地時間8日午後11時59分から再びロックダウンを導入すると発表した。
メルボルンでは7日、191人と過去最高の新規感染者数が確認された。
対象地域の住民は食料品やその他の必需品の買い物、通勤・通学、運動などの場合を除き、自宅にとどまるよう求められる。
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