豪ドル、対米ドルでリーマンショック後の安値から回復
・対円で73円台を維持
・上海株は5日続伸
10日アジア時間の外国為替市場でオーストラリアドルの対米ドル相場が週末に付けたリーマンショック後の最安値から回復した。中国株が引き続き落ち着いた動きとなったことが背景にある。
豪ドルは日本時間7日深夜に約11年ぶりの安値となる0.6620米ドル付近まで下落。中国での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同国の景気動向に敏感な豪ドルが売られる展開だった。国内で続く森林火災も下押し圧力となった。
これに加え、米労働省が同日発表した1月の雇用統計における雇用者数の予想を上回る伸びもまた、豪ドル売り・米ドル買いを促した。
10日の日本時間早朝、豪ドルは7日の安値を再度試したが、これを下抜くことはできず、その後買い戻される展開。中国株が序盤の下げから持ち直すと、昼前までに0.67米ドル付近まで下値を切り上げ、午後も0.67米ドルの節目を挟んだ狭いレンジで小刻みに推移した。
豪ドルは対円では7日深夜に73.05円付近まで下落。3営業日ぶりの安値を付けた。しかし、73円台を終始維持し、10日の昼前に73円台半ばまで浮上した。
中国の上海総合指数は5日続伸し、前週末比14.52ポイント(0.51%)高の2890.49で終了。
中国人民銀行(中央銀行)が短期金融市場での公開市場操作で9000億元と多めの資金を供給した。同国政府がコロナウィルスの感染対策に取り組む企業に低金利融資や減税で支援する意向と伝わったことも買い安心感につながったもよう。
AUD/USD 月足チャート (出所: IG証券)
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。