テラが急落、メキシコでの「承認はウソ」との報道で コロナ治療薬
新型コロナ感染症向けの治療薬がメキシコ・イダルゴ州で承認されたとの創薬ベンチャーのテラの発表について、情報が虚偽との疑念があるとバイオ関連サイトが報じた。
24日前場の株式市場でジャスダック上場の創薬ベンチャー、テラ<2191>が急落。新型コロナウイルス感染症向けに開発していた治療薬がメキシコ・イダルゴ州で承認されたとの発表について、情報が虚偽との疑念があるとバイオ関連ウェブサイトが報じたことが背景にある。
テラは前日比78円(7.73%)安の931円で前場を終えた。寄り付き早々に1000円の大台を割り込み、一時8.13%安の927円を付けた。
1000円を下回る水準で取引されるのは6月3日以来となる。
日経バイオテクONLINEは24日、『テラ、「承認はウソ」疑惑の動画で物議』との見出しで記事を掲載。細胞医薬がイダルゴ州で承認されたとの最近の発表に関して、この情報が虚偽ではないかとの疑念がくすぶっていると伝えた。
テラは7日付のリリースで、メキシコ子会社のプロメテウス・バイオテックが同国イダルゴ州に薬事申請していた新型コロナス感染症の治療法に関して、今月2日に薬事承認を取得したと発表した。
テラの説明では、新型コロナ感染症の重症患者に対する子宮内膜由来幹細胞を用いた細胞療法「プロメテウス」は、薬事承認の取得により、イダルゴ州政府により正式に承認されたことになる。
現時点で日経バイオテクの報道に対するテラの発表はない。
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