メディシノバ、東証が監理銘柄(確認中)に指定 株はストップ安
28日の株式市場でメディシノバがストップ安で終えた。20年12月期の営業損益が赤字、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなる見込みだと発表。上場廃止となる可能性があるため、東京証券取引所が同社株の監理銘柄(確認中)への指定を発表した。
28日の株式市場でジャスダックに上場する創薬ベンチャーのメディシノバ<4875>がストップ安で終えた。20年12月期の営業損益が赤字、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなる見込みだと発表。上場廃止となる可能性があるため、東京証券取引所が同社株の監理銘柄(確認中)への指定を発表した。
期間は28日から東証が上場廃止基準に該当するかどうかを認定した日までとなる。
終値は100円(17.99%)のストップ安の456円。株価はこの日の下げで、7月の年初来高値923の半値以下になった。
東証は19年6月、メディシノバ株について15年12月期から18年12月期まで4期連続で営業赤字だったこと、また4期連続で営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスだったことを理由に、ジャスダック市場からの上場廃止の猶予期間に入ったと発表した。
メディシノバは11月18日、20年12月期の営業利益が赤字、および営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスであっても上場を維持できるよう、新規上場審査基準に準じた基準に適合するかの審査を申請した。現在審査手続きが進められており、20年12月期の有価証券報告書の提出(21年6月10日予定)以前に、新規上場審査基準に準じた基準に適合していると認められた場合、上場が維持される。
一方、有価証券報告書の提出までに東証が新規上場審査基準に準じた基準に適合しないと認めた場合は、同報告書提出をもって整理銘柄に指定され、その約1カ月後に上場廃止となる見込み。
メディシノバは米カリフォルニア州に本社を置く。05年2月に大証ヘラクレス(現・ジャスダック)に上場した。また米ナスダックにも上場する。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。