エヌビディア、CESで好材料出るとの見方 株価は大幅高
エヌビディアが7日の米株式市場で大幅に反発した。デジタル技術の見本市「CES」で好材料の発表が期待できるとの調査リポートが背景にある。
米画像処理半導体(GPU)のエヌビディア<NVDA>が7日の米株式市場で大幅に反発した。デジタル技術の見本市「CES」で好材料の発表が期待できるとの調査リポートをシティが発表したことが背景にある。
エヌビディアの終値は前日比29.18ドル(5.78%)高の533.76ドル。上げ幅は一時、6%を超えた。
CESは毎年1月に開催される世界最大のデジタル技術の見本市で、今年は11日から始まる。同見本市を前に、シティは好材料が出る可能性がある銘柄の「ポジティブ・カタリストウォッチ」にエヌビディアを加えた。
投資家とのバーチャル・ミーティングが設けられるCESにおいて、ビデオゲームや自動運転車などの同社の取り組みに新たな光が当たる可能性があるという。シティは12日にエヌビディアのコレット・クレス最高財務責任者(CFO)が参加する投資家ミーティングを主催する。
シティはまた、クラウドベースのデータセンターで使用されるプロセッサの需要が今年前半に回復するとともに、PCゲームで使用されるGPUの需要も持続すると予想。GPUは暗号資産の採掘(マイニング)用の需要も強く、需給がひっ迫した状態にあるという。
その上で、11~1月期と2~4月期のエヌビディアの1株あたり利益について、ウォール街全体の予想よりもそれぞれ2%と5%高い水準を見込んでいると述べた。
アーム買収の調査
ソフトバンクグループ(SBG)傘下の英半導体設計大手アームを400億ドルで買収する件で英競争当局である競争・市場庁(CMA)が調査に入ることについては、アームが英国に拠点を置いていることを考えれば通常の規制手続きであるとの見方を示した。
シティはエヌビディアの目標株価を600ドルに設定している。足元の水準からは12%超のアップサイドとなる。
エヌビディアは日本時間13日午前2時からオンライン・イベントを開催する。同社はイベント用に開設したサイトで、ゲームとグラフィックスの最新のイノベーションを提示すると告知している。
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