中京医薬品がストップ高、コロナ感染予防銘柄に再び脚光
・都内で宣言解除後初のクラスター発生の可能性
・「クレベリン」の大幸薬品にも買い
29日の株式市場でジャスダック上場で消毒剤を生産する中京医薬品<4558>がストップ高。2部上場の川本産業<3604>も大幅高となるなど新型コロナウイルスの感染予防銘柄があらためて物色された。ウイルスへの新たな感染が相次いでいることが背景にある。
中京医薬品は前日比80円(19.9%)ストップ高の482円で取引を終えた。
医療機関向けガーゼを生産する川本産業の終値は177円(14.56%)高の1393円。一時20.64%高の1467円まで買われた。
ジャスダックのマスクメーカーの興研<7963>は147円(7.31%)高の2158円で引けた。
いずれの銘柄も新型コロナウイルスの感染拡大の初期に短期資金を集めて上昇したが、その後、投資家の関心がウイルスの治療薬・ワクチンの候補に移行したことで低迷していた。
しかし、緊急事態宣言の解除後の都内で最初のクラスター発生の可能性や、北九州市での「第2波」とみられる感染の拡大で、この日はこれらの感染予防銘柄にあらためて買いが入った。
大幸薬品<4574>も再び物色された。終値は317円(16.42%)高の2247円。一時16.58%高の2250円まで買われ、3月の株式分割後の高値を更新した。
胃腸薬の「正露丸」を手掛ける大幸薬品は、感染管理製品「クレベリン」シリーズも販売している。
クレベリンはプールの消毒などに使われる二酸化塩素を利用。空間に浮遊するウイルスや菌働きを止めるとしており、新型コロナウイルスの感染拡大が広がるなか、売り上げが増加した。
東証全市場の値上がり率ランキングで中京医薬品は3位、大幸薬品は8位、川本産業は13位。
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