そーせい続伸、COPD治療薬を中国が費用償還リストに収載
・公的保険で患者に費用償還
・ロイヤルティー受領権を保有
29日後場の株式市場でマザーズ上場の創薬ベンチャー、ネクセラファーマ<4565>が続伸している。28日の取引終了後、中国で販売されている慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療薬が、同国の国家医療保険償還医薬品リスト(NRDL)に収載されたと発表。利用者の増加が業績に貢献するとの期待が高まった。
午後1時9分現在、前日比41円(1.8%)高の2313円で推移している。一時、127円(5.59%)高の2399円を付けた。
出来高は現時点で200万株余りでマザーズ上場銘柄で2位となっている。
そーせいによると、中国で3月に発売されたCOPD治療薬「ウルティブロ ブリーズへラー」が、COPD治療薬として2019年のNRDLに収載された。
COPDは中国での死亡原因の4位で患者数がおよそ1億人に及び、NRDLに収載されることで、中国のCOPD患者の同剤へのアクセスが改善されるとの見方を同社は示した。
NRDLに収載された医薬品については費用の全額、または一部が公的保険で患者に償還される。
そーせいによると、ウルティブロブリーズへラーは日本やオーストラリア、欧州連合(EU)加盟国を含む100カ国以上で承認されている。
中国ではノバルティスの中国子会社からのライセンス契約に基づき、現地製薬会社が販売している。
同剤に配合されているグリコピロニウム臭化物について、そーせいはその用途および製剤の知的財産権に関する独占的ライセンスを05年4月にノバルティスに許諾しており、グローバルでの販売高に応じたロイヤルティーを受領する権利を持つ。
一方、本件によるマイルストンの支払いは発生せず、19年12月期の連結業績に直接的な影響はない。
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