アンジェス、一時5.2%高 ワクチン第1/2相臨床試験を阪大病院で開始
アンジェスが8日、新型コロナウイルス向けワクチンの新たな第1/2相臨床試験を阪大病院で開始したと発表。これを受けて9日、同社株が買われている。
9日の東京株式市場でマザーズ上場の創薬ベンチャーのアンジェスが高い。8日の取引終了後、大阪大学と共同開発している新型コロナウイルス向けのDNAワクチンについて、阪大医学部附属病院での第1/2相臨床試験を予定通り開始したと発表した。
午後2時50分現在、前日比28円(1.87%)高の1524円で推移している。一時、5.21%高の1574円まで買われた。
今回の阪大医学部附属病院での臨床試験は、ワクチンとして最適な接種間隔や接種回数等を検討するためのもの。
アンジェスによると、ワクチン開発は計画通りに進んでおり、接種完了後、経過観察を経て、先に実施された大阪市立大学医学部附属病院、および阪大医学部附属病院での第1/2相臨床試験成績を総合的に判断する速報結果を2020年第4四半期に公表する予定。
さらにアンジェスは8日、米ブリッケル・バイオテックと新型コロナ向けDNAワクチンに関する共同開発契約を締結したことも発表した。
このDNAワクチン開発は米国での臨床開発を検討しており、具体的な内容は、ブリッケルと協議の上、進めるという。
アストラゼネカがワクチン治験を中断
一方、英製薬大手アストラゼネカが、オックスフォード大と共同開発する新型コロナ向けワクチンについて、安全性への懸念が生じたことで最終段階の第3相臨床試験を一時中断したと複数の米メディアが8日に報じた。
米医療専門メディアのSTATは、英国の治験参加者1人に重篤な副作用がみられ、治験が中断していると伝えている。
8日の米株式市場の時間外取引でアストラゼネカの米国預託証券(ADR)<AZN>は通常取引を8.13%下回る水準で取引を終えた。
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