製粉銘柄に関心 ホットケーキミックス高値転売に農相「極めてけしからん」
・政府、必要なら何らかの対応検討へ
・コッタの4月受注金額、過去最高
1日の東京株式市場で製粉関連銘柄に関心が集まった。ホットケーキミックスなどの食品のインターネット上での高値での転売について、江藤拓農林水産相が「極めてけしからん」と発言したことが昼すぎに伝えられた。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で家庭でパンケーキや菓子を作る機会が増え、小売店でホットケーキミックスの品薄が続いている。
農相は1日の閣議後の会見で、ホットケーキミックスなどの高値でのオンライン転売について「極めてけしからんことだ。小麦の在庫は十分にある」とし、必要があれば政府として何らかの対応を検討すると述べた。
また、菅義偉官房長官も閣議後の会見で「ホットケーキの粉などが一部で品薄になっていることは承知している」とした上で、農水省からメーカーに要請して連休中もフル稼働で生産供給が行われていると述べた。
昭和産業<2004>は前日比15円(0.47%)高の3235円で引けた。前場でマイナスとなる場面があったが、後場の終盤に1.09%高の3255円まで買われた。
日東富士製粉<2003>は150円(2.54%)高の6050円で取引を終えている。
一方、日清製粉グループ本社<2002>は41円(2.44%)安の1641円で引けた。
コッタ
菓子・パン作りの通販メディアサイトを運営するマザーズ上場のコッタ(cotta)<3359>は4日続伸。終値は4円(0.83%)高の486円。
コッタは午前中に発表したリリースで、4月の受注金額が前年同月比170%増となり、過去最高を更新したと明らかにした。消費者の在宅時間が大幅に増え、菓子やパン作りをする人が増えたことが背景にあるという。
同社通販サイトのホットケーキミックスの販売ページには「現在入荷待ち」とある。
コッタは4月30日に530円の年初来高値を付けた。3月26日に年初来安値となる206円を付けており、株価は1カ月余りで2.57倍になった。
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