ワクチン治験でアンジェスに承認 大阪市大病院
・市大病院と治験契約締結
・被験希望者の募集開始へ
創薬ベンチャーのアンジェス<4563>が、大阪大学との共同開発による新型コロナウイルス感染症向けワクチンについて、治験施設の大阪市立大学医学部附属病院における治験審査委員会で審議・承認され、治験施設との契約を締結したと発表した。
今後、治験薬の搬入などの手続きを行い、被験者募集会社等を通じて被験希望者の募集を開始する。被験希望者の同意、登録をもって、臨床試験を進めることになるという。
これに先立ち、アンジェスは22日に同ワクチンに関して、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)による治験届の調査が終了したと発表していた。
ワクチン開発は、アンジェスと阪大(臨床遺伝子治療学・健康発達医学)が保有するプラスミドDNA製品の開発実績に基づいて行われている。
アンジェスによると、DNAワクチンは弱毒化ワクチンとは異なり、病原体を使用しない。アンジェスは阪大発のバイオ企業。
21年秋までに実用化へ
大阪府の吉村洋文知事は17日の記者会見で、アンジェスのコロナワクチンについて、30日から大阪市大病院の医療従事者20~30人を対象に治験を実施し、10月に400~500人規模の臨床試験を実施すると述べた。2021年春から秋の実用化を目指すという。
また、20日付の日本経済新聞は、アンジェスを中心とする産学連合が同コロナワクチンを21年3月までに100万人分生産する体制を整えると報じている。
大阪市大病院の治験審査委で承認は、25日の東京株式市場での取引終了後に発表された。
マザーズ上場のアンジェスは前日比19円(0.86%)高の2240円で取引を終えている。
アンジェスのワクチンを製造するタカラバイオ<4974>は30円(0.95%)安の3135円で引けた。
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