アンジェスが反発、コロナワクチン治験当事者がテレビ出演
・森下阪大教授、治験開始を確認
・出来高はマザーズ首位
10日午前の株式市場でマザーズ上場の創薬ベンチャー、アンジェス<4563>が反発している。新型コロナウイルス感染症向けワクチンを共同開発する大阪大学の森下竜一教授が9日夜にテレビ出演し、臨床試験について語ったことなどが材料視されているもよう。
午前10時32分現在、前日比117円(7.45%)高の1688円で推移している。一時、10.76%高の1740円まで買われた。
出来高は現時点で820万株を超えており、マザーズでトップとなっている。
アンジェスは治験開始に向けた期待の高まりを受け、6月26日に2492円の年初来高値を付けた。しかし、その後は材料出尽くし感から売りが優勢となり、9日にかけて1525円まで下げていた。
プロジェクトのキーパーソンである森下氏は、橋本岳厚生労働副大臣らとともにBSフジの「BSフジLIVE プライムニュース」に出演。6月30日から大阪市立大学医学部付属病院で治験が行われていることを確認した。当初は小人数のボランティアを低用量群と高用量群に分類した用量反応試験が行われるとした。
プロジェクトは今秋には数百人規模の治験に移行し、年内には20万人相当分を製造する計画するとされている。アンジェスによると、治験は2021年7月31日までの予定で実施されている。
アンジェスのプロジェクトでワクチンを製造するタカラバイオ<4974>は41円(1.37%)高の3030円となっている。
ワクチン接種
一方、ワクチン接種の優先順位に関して政府が早ければこの夏にも大まかな方針をまとめる計画と伝わったことも取引の手掛かりだった。
政府が新設した新型コロナ対策分科会でこの問題を議論する。医療従事者や重症化のリスクが高い人が優先される見通しという。
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