【新型コロナ】ダイトウボウが反発、全戸に布マスク配布で イムラ封筒にも買い
・川本産業などマスク銘柄高い
・配布に日本郵政のシステム活用
2日の東京株式市場でダイトウボウ<3202>が大幅に反発した。安倍晋三首相が1日、再利用可能な布製マスクを全世帯に配布する方針を示したことで、抗菌毛布等を手掛ける同社に注目が集まった。さらに他のマスク関連銘柄や封筒大手のイムラ封筒<3955>などが買われた。
ダイトウボウの終値は前日比13円(9.63%)高の148円。出来高は958万株を超え、東証1部ランキングで25位につけた。
同社は新型コロナウイルス感染拡大の初期に相当する2月17日に年初来高値の314円まで上昇。しかし、それからの約1カ月間に水準を3分の2以上切り下げ、今月13日に98円を付けていた。
ダイトウボウはヘルスケア事業を擁し、抗菌毛布など繊維製品を製造・販売する。
2部上場でマスクなどの材料を生産する川本産業<3604>は30円(1.72%)高の1775円で引けた。
ジャスダック上場で消毒剤を生産する中京医薬品<4558>の終値は64円(11.15%)高の638円。一時、ストップ高に相当する100円高の674円まで買われた。
イムラ封筒
安倍首相は1日、相官邸で開いた新型コロナウイルス感染症対策本部で、緊急経済対策の一環として、再利用可能な布マスクを全国約5000万世帯に1住所あたり2枚ずつ配布する方針を明らかにした。再来週以降、新型コロナの感染者が多い都道府県に配る。
来週決定する経済対策に国による生産者からの買い上げ費用を盛り込むという。また、医療用のサージカルマスクについては来週、追加で1500万枚を配布するとした。
マスクの配布は日本郵政の全住所配布システムを活用するとされたことで、2部上場の大手封筒メーカー、イムラ封筒に思惑買いが向かった。イムラ封筒の終値は44円(7.91%)高の600円。
このシステムは北海道の一部地域にマスクを配布した際も使われている。
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