ダイトウボウがストップ高、新型コロナ対策強化で 川本産業も高い
・アゼアスや中京医薬品も物色
・東京・神奈川・埼玉が外出自粛を要請
26日の東京株式市場でダイトウボウ<3202>がストップ高に達し、買い気配となった。首都圏で新型コロナウイルスへの感染防止への取り組みが強化されるなか、マスクや抗菌・除菌製品、防護服のメーカーが再び注目された。2部上場の川本産業<3604>とアゼアス<3161>、ジャスダック上場の中京医薬品<4558>もストップ高。
これらはいずれも新型コロナウイルス関連銘柄として1月から2月にかけて物色された。その後、市場の関心がテストキットや薬を扱う銘柄に移行するなか、利益確定の売りに押された。
東京都の小池百合子知事は25日夜の緊急会見で、今週末の不要不急の外出を自粛するよう要請。今の状況を感染爆発の重大局面ととらえ、この認識を共有したいと述べた。
さらに小池都知事はこの日、首都圏で外出を自粛するよう要請。これまでに神奈川県と埼玉県が同様の要請を行った。千葉県も今週末の外出自粛を呼びかける見通し。
ダイトウボウは前日比50円(45.05%)高の161円。値上がり率ランキングで首位となった。出来高は900万株前後まで膨らんだ。
ダイトウボウは2月17日に年初来高値に相当する314円まで上昇。しかし、それからの約1カ月間に水準を3分の2以上切り下げ、今月13日に98円を付けていた。同社はヘルスケア事業を擁し、抗菌毛布など繊維製品を製造・販売する。
マスクなどの材料を生産する川本産業は300円(28.01%)高の1371円。化学防護服を取り扱うアゼアスは150円(19.56%)高の917円。除菌剤を手掛ける中京医薬品は80円(23.81%)高の416円。
日経平均株価は4営業日ぶりに反落。外出自粛の要請により、経済活動の一段の停滞が懸念された。終値は前日比882.03円安の1万8664.60円。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。