米株先物が高い、エヌビディアのアーム買収やワクチン開発進展で
米株先物が日本時間14日の時間外取引で上昇している。米エヌビディアによる英アームのソフトバンクGからの買収や米オラクルとTikTokの提携などの動きにより市場センチメントが改善した。コロナワクチン開発の進展なども指数の上昇に寄与したもよう。
米株価指数先物が日本時間14日の時間外取引で上昇している。米半導体大手エヌビディア<NVDA>による英半導体設計企業アーム・ホールディングスのソフトバンクグループ<9984>からの買収や米半導体大手オラクル<ORCL>と動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の提携などの動きにより市場センチメントが改善した。新型コロナウイルス向けワクチン開発の進展なども指数の上昇に寄与したもよう。
日本時間午後2時15分現在、ダウ平均先物12月限は317ドル(1.15%)高の2万7810ドル、ナスダック100先物12月限は184.25(1.67%)高の1万1232.50で推移している。
エヌビディアがアームを買収へ
エヌビディアは最大400億ドルでアームを買収する。エヌビディアの普通株式を対価の一部とすることから、ソフトバンクGはエヌビディアの大株主となり、約6.7~8.1%のエヌビディア株を保有する見通し。
今後、各国の規制当局の承認を取り付ける。買収の完了は約1年半後になる見通し。
ソフトバンクGは14日の東京株式市場で大幅高となり、前週末比525円(8.96%)高の6385円で取引を終えた。
一方、米主要メディアは13日、TikTokを運営する中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が米国事業の提携先としてオラクルを選定したと伝えた。
市場ではこれまで米マイクロソフト<MSFT>がTikTokの有力な買収候補とみられていた。
ファイザー、年末までにワクチン供給可能との見方
コロナワクチンを巡っては、米製薬大手ファイザー<PFE>のアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)が13日、年末までに米国民への供給が可能になるかもしれないと語った。
ブーラ氏は米テレビ番組で、米食品医薬品局(FDA)に提出するための大規模治験のデータが10月末までに得られれば、(承認を前提に)ワクチン数十万回分の供給の準備ができているだろうと述べた。
ファイザーがドイツのバイオ医薬品会社ビオンテックと共同開発するコロナワクチンは現在、最終段階の臨床試験の最中にある。
一方、英製薬大手アストラゼネカ<AZN>は12日、オックスフォード大と共同開発しているコロナワクチンについて、英国内での最終臨床試験を再開したことを明らかにした。
同社は先週、重篤な副作用がみられたとして臨床試験を一時中断すると発表していた。英規制当局が安全を確認したという。
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