エヌビディア株価目標の引き上げ続く 「DPU」を評価
半導体大手のエヌビディアが5日、新たなプロセッサー「DPU」と今後の開発ロードマップを公開したことを受け、アナリストの目標株価の引き上げが続いている。
米半導体大手のエヌビディア<NVDA>が5日、新たなプロセッサー「DPU」と今後の開発ロードマップを公開したことを受け、アナリストの目標株価の引き上げが続いている。同日始まった年次カンファレンスで明らかにした。
エヌビディアの説明によると、DPUはネットワークやストレージ、セキュリティー関連の処理をCPU(中央演算処理装置)に代わって引き受けるプログラマブル・プロセッサー。CPUが汎用コンピューティング、GPU(画像処理半導体)がアクセラレーテッド・コンピューティングにおける最適化に強みを発揮するのに対し、DPUはデータセンターでのパフォーマンスの最適化を目的とする。
6日の米国株市場でエヌビディアは前日比3.76ドル(0.69%)高の549.46ドルで引けた。一時、3.66%高の565.68ドルまで買われたが、引けにかけて相場全体の流れに引きずられて上値を削った。
株価は9月2日に終値ベースで過去最高となる573.86ドルを付けている。
BMOは目標株価650ドルに
BMOキャピタル・マーケッツは6日付のリポートで、エヌビディアのイノベーションのペースは加速しているようだとし、エコシステムを拡大し続けており、コンピューティングの世界ではるかに大きな市場を切り開いたとの見方を示した。その上で、投資判断を「アウトパフォーム」とし、目標株価を565ドルから650ドルに引き上げた。
JPモルガン・チェースも6日、エヌビディアはあらゆるセグメントでエクセキュートを継続しているとし、目標株価を510ドルから605ドルに引き上げた。オッペンハイマーは5日に目標株価を550ドルから600ドルに引き上げている。
モルガン・スタンレーはリポートで目標株価には言及せずに、カンファレンスではいくつかの進化が示されたとし、今後数年間のデータセンター事業における力強い成長をこれらは指し示していると述べた。
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