セールスフォース、コロナ禍でのDX加速の影響に注目 5~7月期決算
セールスフォースが米国時間25日夕に5~7月期決算を発表する。コロナ禍におけるデジタル・トランスフォーメーション加速の業績への影響が注目される。
米顧客情報管理(CRM)ソフトウェア大手のセールスフォース・ドットコム<CRM>が米国時間25日夕に2020年5~7月期決算を発表する。新型コロナウイルスの感染拡大の最中でのデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速が業績にいかに影響を及ぼしたかが注目される。
5~7月期のセールスフォースの自社見通しは売上高が前年同期比22~23%増の48億9000万~49億ドル、特殊要因を除いた実質1株あたり利益が0.66~0.67ドル。
これに対し、市場予想は売上高が49億ドル、実質1株あたり利益は0.67ドル。
5~7月期は主要サービスである「Sales Cloud」、「Service Cloud」、「Salesforce Platform」、「Marketing Cloud」および「Commerce Cloud」の成長がサブスクリプションを押し上げ、収益に貢献したもようだ。
さらに、データ分析ツール大手タブローソフトウェアの買収効果があらわれたとみられている。
株価が最高値
その反面、小規模企業によるソフトウェア支出の抑制がセールスフォースの業績の重しになったとの見方は多い。
こうしたなか、みずほセキュリティーズのアナリストは先週、ソフトウェア業界は概して見通しが明るいとの調査を明らかにし、セールスフォースの目標株価を210ドルから230ドルに引き上げた。投資判断は「買い」とした。
このアナリストは、セールスフォースついて需要に健全な改善がみられると分析している。
セールスフォース株は20日に終値ベースで過去最高値の209.51ドルを付けた。21日終値は前日比1.98ドル(0.95%)安の207.53ドル。
21年1月期通期見通し
セールスフォースが5月に明らかにした21年1月期通期の業績見通しは、売上高が前期比17%増の約200億ドル、特殊要因を除いた実質1株あたり利益が2.93~2.95ドル。
新型コロナが事業にもたらす影響に関する同時点の想定を踏まえ、2月時点の見通しから下方修正した。
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